40歳で転職。正確には西暦2000年、平成12年の夏、41歳での転職でした。
平成30年の今はどうかは分かりませんが、当時は30代よりも40代は求人がぐっと少なく、転職を決意したものの特に秀でた資格も持っていない私の求職活動は困難を極めました。
「営業」には自信があったものの、キャリアを生かせる繊維業界・流通業界には求人がなく、あっても年齢の壁があって書類すら送れないような状況でした。
唯一41歳を受け入れてくれる求人があったのは建設業界でした。
「資格 30歳~45歳」
「異業種の方大歓迎」
「土地活用の提案営業」
「お客様を喜ばすことをモチベーションに」
その仕事がどういうものか、は全く分かりませんでした。
建築のけの字も学んだことがありません。
一抹の不安はあったものの・・
ただ、「営業」は、どんな仕事にも通じる。
目の前を商品を売る、そのノウハウが私にはある。
その「営業」力で稼がせてもらえる。
40代の私を雇ってくださる。
なんともありがたい話じゃないか!
どの道、当時の私はボーナスすらない身。
家族のため働かなきゃならん身。
可愛い子のため、愛する妻のため。
私は稼がなきゃならん。
私を育ててくださった会社、取引先、教えをいただいたすべての人々の手前。
私は異業種に行っても負けるわけにはいかない。
繊維業界で培った「営業」力を建設業界で十二分に発揮し、絶対に勝つ。
やってやろうじゃんか。
・・
そして私は転職しました。
まったくの未経験の建設業界へ一から。
41歳で見ず知らずの会社に。