『還暦原点』とは私が私に説く私の新しい物語、その出発の原点を言う。
私はプロローグ(こちら)で記した通り、私のもう一つの物語、内容が違った新編を、「時計の針を40年近く戻し、22才の大学卒業くらいまで戻して始める」とした。
そして還暦の「原点」は、学生の頃読んだ高野悦子の「二十歳の原点」に由来する。
「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」
彼女の言葉は、還暦を迎える私にあっても、今なお響く。
旅に出よう
テントとシュラフの入ったザックをしょい
ポケットには一箱の煙草と笛をもち
旅に出よう
出発の日は雨がよい
霧のようにやわらかい春の雨の日がよい
萌え出でた若芽がしっかりとぬれながら
~
(詩:高野悦子)
なんと純粋で無垢で清廉な詩。
私にも過去にこうした時代があったのだ。
私の青春の頃。
「茜秋時代」を生きる私は、この青春の頃の私に立ち戻り「旅立ち」たい。
それが故、『還暦原点』とは、私の青春を茜秋と置き換えての旅立ちの原点、と位置付けるのである。
・・
近況忘備。
今日は年金事務所に行ってきました。
(本で得られる知識でも現場に足を運んで確認する主義の私です)笑
結果。
「働かなくては立ち行かなくなる」ことを現実に再認識しました。
(分かってはいましたが)汗