TwilightSmile

 ~ 定年 another story ~

定年後「起業」か「就職」か、私にでた賽の目

数日前に就職が決まった私ですが・・

実は雇用保険も切れて望むような就職先も見つからぬ日々が続く中、ならばいっそのことやっぱり起業しようという思いが強くなって、気持ちは「就職」よりも「起業」に傾いていました。
なので、今年に入ってからは就職活動の一方で、事業計画書を作ってマーケットリサーチをしてと、いろいろと起業の準備を進めておりました。


開業資金は300万円ほど。
(なけなしの資金を投入して)
当初の役員報酬は社会保険料等を考慮して174,000円。
(標準報酬が5000円という切れ目で上がるので)

初年度のランニングコストを出して。
(月40万円が損益分岐点となった)
投資額300万円を3年で回収しようとすると年間600万円近く粗利で稼ぐ必要がある。
(それくらいはやらなきゃね)

法人設立の準備をして。
事務所も探して・・との矢先。

新型コロナウイルスです。
今動くべきではない。
動けない。

こんな時期に新規開業するか?
持ち株が目減りして開業資金に余裕がなくなってしまった。
ちょっと情勢を見極めなくてはならない。

動けない。
進めない。

(まあ、前回(こちら)と同じにまたびびっちゃったってことですね。)

・・

ところが、「起業」は暗礁に乗り上げ、「就職」は決まらず、さてこれで八方塞がりか、って時に「就職」が決まった。振り出した賽の目は辛うじて生き残る目にとまってくれたようです。ありがたいことです。
先日の記事に、天命のよう、と感じたと記したのは、こうした背景があってのことでもありました。

ただ、「就職」が決まったことを妻に話したときに、妻がホッとしたような表情になり、「良かったね」と言ってくれた。
ほんっとにホッとしたような表情だった。
妻にいろいろと心配かけていたことを、はっと気が付いた。


私は一人ではない。
漕ぎだす舟には伴侶が乗っている。
危ない賭けはしてはならない。

ぶれてはならない指針がここにある。
忘れてはならない。

 

(次に賽を振った時、「起業」と出た時のために備忘録)

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