TwilightSmile

 ~ 定年 another story ~

間質性肺炎⑫(オフェブ決断)

本日運命の時です(ちと大袈裟ですけど汗)。あの日の医師の脅し(こちら)(脅しではなく忠告なんでしょうが)から3ヵ月。健康保険限度額適用認定証などの事前の準備(こちら)を整えて、あとは決断するかどうか。ぎりぎりまで迷い道を行ったり来たりしていましたが、いよいよその時がが来てしました。そうです、本日定期健診日です。例により職場は午後から半休をいただいて病院に向かいました。

レントゲン撮って血液検査をし、しばし診察室の前で待つ私。
(さてどうしようか)(薬は高いから飲めません、って言ったら、また先生、きつく仰るのかなあ)(「悪くなってからでは遅いんですよ」って)(うへぇ、そう言われたら意地でも断っちゃおうか)(こっちだって経済的な事情ってものがあるんだからな。今、特に悪いってわけじゃないんだし)(よおし、きつく言われたらそれで縁の切れ目だ、断っちまおう)//・・待合室で待つ間に私の心は『薬は飲まない!』ってことに大いに傾きました。と。そこで。
「〇〇さん」と看護師さんに名前を呼ばれました。

診察室に入る私。「どうもお世話になります」(薬飲めって言われても飲まないぞ)
医師「はいどうぞお座りください」「(画面を見ながらやさしい口調で)で、えー、〇〇さんは、経済的な理由から、、薬は飲まない、っていうことでしたね」私「はい」医師「では経過観察を続けます、と」私「はい」医師「(レントゲン写真をみつつ)特に変化はないようですね」私「はい」医師「(血液検査を見ながら)血液検査の結果も特に変わりないですね。ではこれ指に(とパルスオキシメーターを私の指に指して)」

(あれ?先生、薬飲めって言わないんだ。なんか前回と打って変わって優しい口調だし。なーんか拍子抜けって感じだなぁ。なーんか、飲めって言われないと飲んだ方がいいんじゃないか、って気がしてくる)←天邪鬼(-_-;)

私「あのー、先生、薬はやっぱ、飲んだ方がいいんですかね。」
医師「(そらそうよ、という顔つきで)そうですね、この病気はいつ悪くなるか分からないですから、」
私「副作用は下痢、って仰ってましたよね、どの程度の下痢なんでしょか?」
医師「人によって個人差があるけれども、、多くの方が下痢の症状を訴えますよ」
私「うーん、実は便秘気味ですし、多少おなかが緩くなるくらいならぜんぜんへいきなんですけどね、、その薬どんな効果があるんですか、治るんですかそれで」
医師「治す薬じゃないです、進行を抑える薬です。」
「やっぱり飲んでおいた方がよろしい、のですかね、先生」同じことを何度も聞く私。
先生、何も言わず(そらそうよ)という顔つきで一瞬の間私を凝視し、そして言い放つ。「悪くなってからでは遅いんですよ。」

でました!決定的決めセリフ。分かりましたよ、分かりました。決めました。オフェブとやらを飲みましょう。
私「先生、いろいろ考えてお薬飲んでみようかなと考えるようになって、実は今日健康保険限度額適用認定証も準備して持ってきているんです」
医師「そうですか、いいですよ、処方しましょう」なんと私豹変したことよ。待合室では薬飲まないと決めていたのに。意志薄弱な私です。
私がそうなるように先生から誘導的に仕向けられたのかどうかは分かりません。がしかし、いろいろ事前勉強もして色々調べているうちに薬は飲んだ方がいいに決まってるという理解はもうできていたのでしょう。ただただお金を失うことが惜しくってやっぱり飲まないと背中を向けようとしていただけに思います。

医師「では差し当たって2週間分。副作用は飲み初めに出ることが多いので、下痢止めも出しておきましょう。2週間後に血液検査等しなきゃならないので次回の予約は2週間後になりますね。」私「はい、よろしくお願いいたします」看護師「では外でお待ちください」私「はい、ありがとうございました」・・・

なんだかね、あれだけ薬を飲むか飲むまいかどうしようか悩んだ割に、あっけらかんと決断ししゃったものです。優柔不断、まさしくそれ、ですよね~。恥

・・

で。さっそく薬局で処方していただきました。オフェブ。

オフェブ 領収証

合計で168,860円。自己負担額50660円。おお・・。

オフェブ 薬局での薬の説明

オフェブの薬価、5953.5円。約6000円弱。ホントなんだ。(;'∀')

この薬、毎日朝晩飲むんですと!一日に12,000円ですと!

いいのかなぁ・・。こんなに社会保険から援助してしまって。
まあ飲みましょ、今夜から。
飲むっきゃないでしょ、こんなに高いんだから。

 

 

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