2022年2月11日(金)。
緊急事態宣言が出されず、まん延防止期間が続く中、「私一人でゆく。(こちら)」ことになった流氷見物旅行。大雪に見舞われ羽田で前泊した朝です。
フライトは10:35ANA376便。前泊したため時間的な余裕があり、かなりゆっくりとホテルをでました。ホテルから空港までは送迎バスですぐでした。道路は予想していたほど雪が積もっておらず、大騒ぎして前泊した割には拍子抜けした感じでした。
空港についてすぐにチェックインカウンターに行きました。インターネットで二人分まとめて予約をしていたため、ネット上では一人分のみ都合よくキャンセルすることはできなかったので、ダメもとで妻の分のキャンセルを申し出るためです。
カウンターには3人ほどグランドスタッフの人がいました。コロナ禍にあって旅行客が少ないのでしょう、手持無沙汰のように見えました。客が来なければ仕事ができません。それぞれみな生活の糧を得るためにコロナのなか出勤してきて持ち場についているのです。こういう頑張っている人たちのためにもウイズコロナの時代に入っては積極的に旅行をすべきなのです。この時点ですでに、私は一人でも旅行を決行してよかった、と思いました。
(以下、写真付き記事)
当日キャンセルだと運賃の約60%相当額がキャンセル料となります。けれど40%でも戻ってくるならありがたい。そう思って、おずおずとカウンターのグランドスタッフに話しかけました。
「すみません、実は私の妻と一緒に二人で旅行することになっていたんですけど、妻がコロナがこわいと言って・・、まん延防止期間中ですし、行かないっていうことになって、、これ一人分キャンセルできないでしょうか?」
グランドスタッフ(女性)は「少々お待ちください」とパソコンにデーターを打ち込み予約を確認、後ろにいた男性スタッフとなにやらひそひそと話して「できます」と。
(やった!!よかった!!聞いてよかった・・)妻が行かないと言った時には全額諦めていた妻の分の旅行費。いくらかでも返ってくれればこれほどありがたいことはない。「コロナが怖くて行かないってなっちゃったんですよ、まん延防止もでてますし・・」と窮状を話しつつ内心、(4割くらい戻ってくるのかな・・ありがたいな)と思いながらしばらく待ちます私です。
で、キャンセルが無事できました。そしてなんとなんと。全額が返戻されたではありませんか。なんとなんと。聞けばコロナが理由でのキャンセルは無償でキャンセルできるとのこと。なんとなんと。なんとなんとなんと。です。(ネットではできなかった単独キャンセルがカウンターではできた。ありがたやありがたや。と心の中で手を合わせました。キャンセル明細がこれ↓。
25,000円バック!!
ありがたやありがたや。
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ということで、搭乗。出発時刻は10:35です。
紋別行きはローカルなので搭乗するところまでバスで移動。
前日降った雪もきれいに掃かれて青空のもとタラップを昇ります。
ほぼ満席。だけど隣席は妻の席でキャンセルしたばかりだから空席。すみません。
羽田から紋別までひとっ飛び。約1時間45分です。
着きました。オホーツク紋別空港。
紋別空港から紋別市内へは航空便に接続して無料シャトルバスがでています。
ガリンコ号を予約してあるので12:35のバスに乗り込みます。12:20について荷物をピックアップして12:35は結構タイトなタイムスケジュールです。
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紋別空港からガリンコ号乗り場まで、バスでわずか8分。空港を出て国道239号線を海沿いに走り、ほぉーっと雪道に感嘆をあげているのもつかの間、ガリンコ号が係留される港に着きました。
予約している便は13:30。
30分前にチケット売り場に到着。紋別空港に降り立ってからわずか25分。
分単位のタイムスケジュールを遅滞なくこなせて無事チェックイン。予約はネットで事前にしてありますので文字通り受付を済ますだけです。
大きな荷物をコインロッカーに預けて。
船に乗り込みます。(本当はガリンコ号Ⅲ に乗りたかったんだけど、船の故障かなんかで今年は運航していなかったのが残念。)
10時半過ぎに羽田を発ってからわずか2時間半で流氷船に乗り込む。あれよあれよと体が移動している感じです。旅行気分はまだ実感されません。飛行機とバスの中にいただけで辿り着いた北の海。感動もありません。周りは雪。そうとう寒そうですが寒さもいまいち体感していません。ほんとこれから流氷見に行くの~って感じです。
列に並び船へ。けっこうな人が乗り込みます。コロナ禍ですが、みなさんそれぞれコロナと戦って頑張ってここまで来られたのでしょう。
コロナに負けず、経済活動の後押しをする素晴らしい同志たち。見ず知らずの方々ですが連帯感と親しみが湧いてきます。みんなでコロナに打ち勝とう!
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船内の様子。1階。
2階。
海洋交流館(ガリンコ号ステーション)
出港しました。
オホーツクタワー脇を過ぎ。
ぐんぐんぐんぐん、沖合へ。
流氷らしきものが見えてきました。
海面が凍っただけかもしれません。
うーん、きれいはきれいだけど、見たいと思っていた流氷とは程遠いものでした。
流氷ってさあ、海一面氷でさ、ガリガリガリガリ、やって船が進むんじゃないの?
ぜんぜんガリガリしていないっす。聞けば近年は海一面氷で覆われるなんてことは温暖化によってか全く皆無だとのこと。ああ、もっと若い時に見に来ればよかった・・。
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沖合の海でゆらゆら薄い氷を見ていても感動は少なく寒いだけです。体が冷えてきた(飽きてきた?)ので船内に入ります。
みんな飽きちゃったのかな。多くの人が休んでいました。
おトイレをお借りしました。
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港に帰ってくると・・お?
羽の付け根が白いのでオオワシですかね。
約1時間くらいで帰ってきました。
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さて遅くなっちゃいましたけれどお昼にします。お腹がすきました。
らーめん 西や ガリンコ本店。
紋別じゃ有名なラーメン屋さんだそう。
味は、うん、まあまあかな。特別評価するほどではなかったです。
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海洋交流館からオホーツクタワーまでは無料の送迎バスが予約なしで乗れます。
オホーツクタワーの開館時間は 10時00分 ~ 16時00分(最終入館時間15時30分)ですので、急いでいかなくては閉まってしまいます。せっかくセット券を買ったのに行かないわけにはいきません。ラーメンをたったか食べてたったか送迎バスに乗り込みました。
すぐに着きました。
海の上を渡る廊下。
下が見えます。枠がちっちゃいので怖いことはありません。
カーリング女子ロコ・ソラーレがお出迎え。そういえば地元がお隣北見市でしたかね。
たったったと地底階へ。窓のすぐ外はオホーツク海!
あっと、あれは??
クリオネちゃんですね。
誠に地味な名物です。
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2階の映像展示ホール。流氷の氷が冷蔵庫に入っていて手に取れます。
これ持って記念撮影しよう、って地味な企画です。妻と二人で来ていたら楽しく写真撮ってたかもなぁ・・と一瞬さびしく思いました。
誰もいないので持ってみます。
冷たいただの氷でした。
隣に、なんか日ハムのコーナーがあったけど。
西川って移籍したんじゃ・・??
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もう夕暮れてきました。海洋交流館に戻って脇の駐車場でやっている「もんべつ流氷まつり」の会場へ。
コロナ禍で規模を大きく縮小して開催していました。(ちなみに昨年は中止)
温度計と記念撮影はいかがですか~と言われても、ひとりなんで。ここもスルー。ここも妻と二人だったら楽しく写真を撮ったかもしれない。(トホホ)
夕闇が迫ってきているからか、コロナだからか、閑散としていましたね。
コロナ禍でなければ賑わっていたことでしょう。
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ガリンコ号(初代)
雪深い紋別海洋公園ガリヤゾーン内に展示されていました。
でかいスクリューです。
遠くに見えるのは有名な(?)カニの爪。
雪深くてあそこまで歩いていく気にはなれませんでした。望遠で写真撮っておしまい。
暮れてきたのでもう一度流氷まつりの会場へ。
ライトアップ。
きれいっちゃきれいだけど、人が少なくてちと寂しい気持ちになりました。
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初日の強行軍の予定はこれでおしまい。巡回バス(ガリア号)に乗ってホテルへ向かいます。
本日のお宿。ホテルオホーツクパレス。楽天トラベル⇒こちら
バスセンターの隣で立地条件抜群です。
スーペリアシングルルーム。
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【1泊2食付】北海道名物!鮭のちゃんちゃん焼き!オホーツクグルメプラン。
夕食会場へ。
コロナでアルコールの提供無し、ってのが痛かった。
ちゃんちゃん焼き。
量も質も大満足な料理でした。(2)こちらに続きます。