2022年2月13日。昨日(こちら)の続きです。
本日の予定は電車とバスで網走・斜里・摩周・美幌峠をぐるっと回る計画です。
地図で見ると簡単に見えますが、なかなか乗り継ぎが難しい。第一の目的は網走・斜里間の流氷物語号に乗ること。それは決定として。さて斜里からどうするか・・で悩みました。当初は斜里から先ウトロまで足を延ばして一泊、という計画を練りましたが、翌日の帰路の飛行機に間に合わせるためには厳しい綱渡りが必要になることとリーズナブルな宿が取れないことから諦めて、最終的には網走に戻ってくることにしました。で、どうするか。流氷物語号で折り返し戻ってくるだけではつまらないしなぁ。・・いろいろ調べて点と線を結んで考えた結果、冬の摩周湖と美幌峠を巡るルートが繋がり、これだ、と決めました。
以下、写真付き記事。
朝、ホテルの窓からオホーツク海。流氷のかけらもないです。(-_-;)
網走駅までバスで移動。
網走駅。縦書きの駅名看板。網走刑務所で刑期を終え旅立つひとに「まっすぐに生きて欲しい」という思いが込められているとか。
構内は。おおっと並んでいます。これは⁉
流氷物語号の自由席を待つ人たちの列です。
私は事前に指定席を予約していました。(530円)予約開始早々売り切れちゃってましたけど、何度もえきねっとを見ていたら偶然キャンセルが出てとれました。超ラッキーでした。(たぶんコロナで旅行を取りやめた方がいたのでしょう)
流氷物語号の出発時刻は9:45。まだ25分も余裕があります。
列車の写真など撮ったり。
『オホーツクに消ゆ』ってファミコンのロープレゲームですよね。懐かしい。
指定席は一列車僅か10席。こりゃすぐ売り切れるわけですねぇ。
車内の様子。
流氷物語号 網走→北浜 車窓の風景。
北浜駅。ここでちょっとの間列車が停止し、付近の散策ができます。駅舎の隣には展望台があり、みな登ってオホーツク海の海原を眺めています。
北浜展望台。
多くの人が登り下りし一段落したのを見計らって私も登ってみました。
楽しみにしていた流氷は全く見られませんね・・。
晴れ渡っていれば知床連山も一望できるそう。
流氷物語号 北浜→知床斜里 車窓の風景。
ぼんやり車窓を眺めているうちに知床斜里駅に到着。
あーあ、もうおしまいか・・。 ん?
駅員さんが出迎えでトランペット(?)で奏でていました。ひとくさり吹き終わると乗客から感謝の拍手が。旅の情緒をもりあげていただきありがとうございます。
・・
知床斜里駅に到着したのが10:41。ここからしれとこ摩周号に乗って摩周駅に向かいます。発車予定時刻は11:11。30分の乗り継ぎです。
駅前に出てみます。
オジロワシの像がありました。(というかこれ以外なにもない・・・)
しれとこ摩周号は全車自由席。網走駅 - 釧路駅間を走ります。
なので網走駅から乗ってきたお客さんで満席。座れないかな~と思ったら偶然座れた(ラッキー嬉)。
車内販売が来たのでアイスなど食す。
摩周湖のあいす。有名みたいだけれど、味は、まあ普通でした。
約1時間で摩周駅へ。降りたの私を含め二人だけ・・。
さびしいね。
足湯 ぽっぽ湯。賑わうことはあるんだろうか。
駅前。寂れています。
ひがし北海道エクスプレスバスってここから出るんだよな・・。ちゃんと来てくれるんだろか。不安になっちゃうね、この風景。(ちなみに乗車位置案内↓)
・・
一時間ちょっと時間があるので食事をしましょう。こんな閑散とした冬の駅前で唯一やってくれていた喫茶店ポッポ亭さん。。助かりました。ありがとうございます。
中はとってもおしゃれです。
名物、摩周の豚丼をいただきました。これ超うまいです。
雪見ラーメンというのもおいしそうでしたね。
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さて『ひがし北海道エクスプレスバス』に乗車します。時刻表↓
やってきたのはバスではなく乗客が少ないからかワゴン車でした。3人連れの学生さん風の方が先に乗っていました。摩周駅から乗ったのは私だけ。たぶん60過ぎのじじいが一人乗ってきてびっくりしたことでしょう。(;'∀')
10分ほどで摩周湖の展望台に着きました。ここで30分見学タイム。
霧の摩周湖。
凍るような寒さの中で幻想的なムード。
実は私20歳のころ、日本一周自転車旅行をしていた際、摩周湖に一度来ています。その当時の写真がこちら↓。(S54.8.21撮影)
そして今の私。(63歳、43年の歳月が流れた)
写真を撮っていた若い人が「おじさんも撮ってあげようか」と声をかけてくれました。ありがとう。
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車に乗り込んで移動。車中から硫黄山を眺める。
んで、着いたのが屈斜路湖の砂湯。
ここも43年前の写真を貼っておきます↓。(日本一周自転車旅行時 S54.8.20撮影)
あれ?砂の湯温泉ってなってる。「砂湯」と「砂の湯」どっちが正解?
湖畔の砂場の下からは温泉が沸き出ているので、白鳥の格好の羽休み場になっています。手に取るような近さにうじゃうじゃといます。
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砂湯レストハウスで妻のお土産を買いました(買わされた?^^;)。木彫りのエゾシマフクロウ。ふらっと入って土産物を眺めていた私に店のオヤジが気安く声をかけてきて、「どこから来た」「一人で来たのか」「奥さんは来なかったのか」「この木彫りは私が彫っている」「縁起物だ」「奥さんにおみやげで買ってゆくといい」「うらに奥さんの名前を彫ってやる」などといろいろ話しかけられて結局買うことになった(うまいこと買わされた(;^_^A)
なんでも下の方からもう一匹顔を出しているのがとても珍しい作品だとかなんだとか。
この鈴木一馬さん、調べてみるとクッシーの目撃者なんですね。(クッシー・・屈斜路湖のネッシーみたいなやつです。さいきんでてないようだけど)
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乗客4人のひがし北海道エクスプレスバス。道も混んでいないため時間が余っているようでコース外のコタン温泉に立ち寄ってくれました。
湖ぎりぎりに位置する露天風呂があります。
見るからにガラの悪そうな男女7、8人の韓国人が我が物顔で大声で騒いでいて美しい風風景が台無しになっていました。(コロナ禍で外国人旅行者がいないはずなのになぜいるんだろう)
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美幌峠です。下車しての観光時間は30分。
美幌峠展望台への道。雪が積もっていて展望台まで行く人は少なそう。30分で行って戻るのは無理かな。・・でもせっかくだからチャレンジすることに。
振り返ってみた駐車場。車も2~3台しかありません。
展望台までの道程にある美空ひばりの歌碑↑。
展望台までの道程にある美幌峠標柱↑。こっから展望台までけっこうあります。
はあはあぜいぜいはあはあぜいぜい。滑りながらもなんとか登り切った。
屈斜路湖を見下ろせます。(雲がかかってよく見えないけれども(-_-;))
まあ、達成感は半端なくあったかな。
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その後暗くなる頃バスは網走まで走り下車。ホテルに戻り一服したあと外食へ。・・けど昨日同様まん延防止なんちゃらで飲食店はほとんど営業しておりません。
うろうろすること2~30分、やっと一軒灯りを見つけた。
YA!thaiというタイ料理の店っぽい。表から覗いたが客が一人もいねぇ。大丈夫か?と一抹の不安に駆られたけれど、他にやっているところないし、しかなない、と店に入りました。・・と案外おしゃれなお店。
ビールもある!!
さてさて何を食べましょうか。
あんまり辛いのは苦手なので、店長お奨めのガバオをいただきました。
おいしかったですよ。ともかくやっててくれてありがとうございました。
(流氷見物記(4)こちらに続く)