TwilightSmile

 ~ 定年 another story ~

年金請求書が届きました

そう言えば。

先月年金請求書が届いていました。かれこれ40年以上前に大学を卒業して社会に出て以来、いつか遠い将来と思っていた年金受給がいざ目の前に来ると、なんとも言えない感慨に心浸ります。いよいよ私も年金を受け取れる年代に入ったわけです。

以前書きましたが、私の父は59歳で亡くなっています(こちら)。当時は60歳から年金受給であったので、父は年金受給の直前に死んでしまったわけです。人の寿命はわかりませんけど、一所懸命働いてやっといただける年金を、受け取る前に死んでしまうのはなんともはかない運命ですよね。ただ、父のおかげで母は遺族年金を受け取り、自身が亡くなるまでささやかにではありましたが不自由なく生きることができました。

そして私。5月に64歳の誕生日を迎えます。つまりは59歳で亡くなった父より5年も長く生きることができました。その結果、私は父が受け取ることができなかった年金をありがたくも受給できることになったわけです。これも感慨深いことです。

私が64歳でいただける年金は「特別支給の老齢厚生年金」です。特別支給の老齢厚生年金とは厚生年金保険の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられた結果、受給開始年齢を段階的にスムーズに引き上げるために設けられた制度です。その制度では、私の年代、昭和34年4月2日から昭和38年4月1日に生まれた男性は64歳から65歳までの1年だけ報酬比例部分のみを受給できます。(同い年の女性は61歳からすでに受け取っています。)つまりは昭和34年5月生まれの私はあと二月ほど早く生まれていたならば63歳から受給できたということも言えます。ですが、こればっかりは運でも不運でもなく仕方のないことですね。

さて、日本年金機構では特別支給の老齢厚生年金の受給権が発生する方に対し、支給開始年齢の3か月前に(基礎年金番号、氏名、生年月日、性別、住所及び年金加入記録)をあらかじめ印字した「年金請求書(事前送付用)」を送るそうです。それが私のもとに届いたわけです。↓

年金請求書

結構いきなりぽーんと届くのですね。不意を突かれたように感じました。
曰く、「大切な書類です。開封して必ずお読みください。」と。
突然送ってきて、なんだなんだ?何事だ?ってなりますよね。

ま、ともかくも開封してみましょう。

年金請求書

ごそごそ中身を出してみると、なんだか細かく書かれた書類が一式入っていました。一読してみましたが、分かりにくい説明がだらだらと書かれていて、こうした書類に慣れていない人は、結局どうすりゃいいんだ?ちんぷんかんぷん、となっちゃいそうな内容となっていました。

年金請求書

うーん。要は
①受給権発生日は受給開始年齢に到達した日(誕生日の前日)であること。②年金請求書は受給開始年齢になってから提出。(つまり64歳誕生日の前日から提出可能)③添付する戸籍・住民票などは、受給権発生日以降に交付されたものであること。(64歳の誕生日の前日以降に取得すること←つまり事前に準備はできない)④マイナンバーカードがあればほぼほぼ添付する書類は省けること。(←婚姻関係確認のため私の場合戸籍謄本は必要)⑤特別支給の老齢厚生年金には「繰下げ制度」はないので必ず請求するがよいこと。
ということのようですね。

ならば。64歳の誕生日後に申請書類を埋めて戸籍謄本をとって早々に年金事務所に郵送しましょうかね。(手続きしたらまた記事にします。)

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