昨年より自宅マンションの管理組合の理事長をやっています。小さなマンションなので1年ごとに理事長は代わるんですけど、私がなるのはかれこれ3回目くらいになります。
このブログでいろいろ書いたこともありますが、私はマンション管理士(こちら)であり、管理業務主任者(こちら)であり、また宅建士(こちら)でもあります。仕事上でも行政窓口でマンション管理の相談事を受け付けたり、実際に管理業務にも携わった経験もあります。そして、建設会社の出身でもありますので、マンションに関してはある程度詳しい人間です。
けれど、自宅マンションの管理組合では一切そうした経験はアピールしませんし、有資格者であることを明らかにすることはありません。「ただの住人」として参加しています。何故か?
・・ひとつは有資格者として動けば何らかに利益相反行為に結びつくことになりかねないケースが起こりうること。ひとつは重要な決定時に意見を求められることに負担を感じること。また管理会社と管理組合の双方を業務上知っていることが多いため、どっちもどっち、めんどくさいなぁと思ってしまうこと。などが理由です。
ですので、理事会で管理会社の担当がちょっとへんなことを言えば、「え?それはどういうことですか?」「これってよくわからないんですけど?」と知っていても知らんふりをして、ごまかしがきかないよう言質を得るようにしますし、理事会の意見がちょこっと軌道を外れそうになれば「ネットで調べたらこんな話もあるようですよ」とかなんとか言いながら軌道修正をしたりして、無難に理事会運営をコントロールしたりしています。
一例として居住者の高齢化が進み管理会社による第三者管理者方式が管理会社から提案されましたが、管理会社の提案は自分に都合のよいことばかり並べ、居住者の不利益につながる部分はちっちゃな文字で細かく記されていたため、説明会で「わからないのでネットで調べた」こととして問題点を指摘し管理会社の目論見を打ち消したりもしました。
現在はEVのリニューアル工事と管理業務費の増額改定が理事会での主な検討事項となっています。EVのリニューアル工事は工事費がこれだけ上がっている昨今じゃ長期修繕計画の予算じゃ全く足りないよね。また管理業務費も最低賃金が上がっている今増額は致しかたないよね。かといって管理費や修繕積立金の増額は居住者の負担が増えることになりなかなかコンセンサスが取りにくそう。
さてさて。どっちもどっち。落としどころはどこにあるのかしらん。知見を駆使して「ただの住人」として落ち着くところに落としてゆこうと思います。
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そういえば。去年の今頃は小笠原に旅していたんですね(こちら)。時がたつのはほんと早いものです。