どうしても懐かしいりんごがあった。硬く歯切れの良くてきりっとした、ちょっと酸味のきいていてほのかな甘さが漂う、昔子どもの頃食べたあのりんご。しゃりっと食べるあの食感が忘れられない。いまじゃどこにも売っていないまぼろしのりんご。国光。
「国光っていうリンゴ知ってる?」と妻に聞いても妻は知らないと言う。妻とは歳の差が8つあるので、私が子どもの頃と妻の子どもの頃とでは若干開きがあるからかもしれない。私の子どもの頃りんごと言えば国光が主だった。今のふじ並みの圧倒的主力であったはずだ。
ところがいつの間にか国光は無くなってしまっていた。本来のりんごらしくないより甘い品種に押されて追いやられてしまった。生産量が著しく減ってしまってどこにもなくなってしまった。
あの懐かしい国光が食べたい。思い出すたびに口の中に思い出の味が広がり、どこかにないものかと探してみたりしていたが・・
あったのである。

さっそく注文。次見たときには完売していた。やっぱり探している人はいるんだと思った。運よく注文できて良かった。
・・
で、届いたのがこちら。↓

12個で4320円。送料別。送料込みだと5000円を超えた。一個当たり416円になる高価なものになってしまったが後悔はない。(昔は何十円で買えた一般的りんごだったんだけども。)

そして・・懐かしく食べた。あー、これよこれ。これがりんごよ。これが私が子どもの頃知っていたりんごだよ。これから毎年買おう。これだよこれ。
ということで。以上です。