毎年毎年、同じように暮れ同じように迎える年末年始。それでいいのだろう。恙なく同じことを繰り返す、平穏こそ幸せなのだ。
正月だからと言って何か変わったことをしてみようなどとは思わない。というより思いつかないのだ。年末年始はあーしてこーしてこうなって、と毎年決めたように同じことを繰り返す。何年も何十年も繰り返してきたことだ。年末に餅を買ってきて、年始に雑煮を食う。変わわずに今年もできることが幸せなのだ。
うすぼんやりとそんなことを考えて、ふと、もし来年、今年と違っていたらそれは不幸でしかないと気がついた。もし今年中に我が身に何かあったら、もし今年中に身内に何かあったら、もし今年中に世の中に大きな事変があったら、もしかしたら今年と同じように平穏に正月を迎えられないかもしれない。安穏と餅で雑煮を食べていられないかもしれぬ。
毎年同じように過ごす正月を思って、ふと考えたことから、そんな不幸が今年に訪れませんようにと神妙に願う心持となり、初詣しました。今年一年、穏やかな年でありますように。








