まあ、こんな記事を書くようになってくると、そもそもこのブログって何の目的で書き続けているのだろうなって話になるのが必定でしょう。「孫といちご狩り」ですよ。年寄りの日記ですかね、このブログ。
「どこどこのじいじが孫といちご狩りに行ったそうな」「へえそうですか、で?」「孫は喜んでいちごを食べて、じいじとばあばはその孫の喜ぶ姿を見て喜んだそうですってはなし」「へえよくあるはなしですな、で?」「で?もなにも、それだけのはなしじゃよ」「ふうん、そりゃよかったですな、よきかなよきかな、ですな」「そうですな、よきかなよきかな」
「でもですな、そんなはなしブログに書いてナにを求めるのですかな、わたしゃ孫とあそべてし合せですよなどとジマンしたいのですかな、そうだとしたらちょっと聞かされているわたしらが恥ずかしくなっちゃいますな」「なぜです?」「よくあるはなし、すぎるからですよ、聞くほうは退屈ってもんです」「ほう」「よくある退屈なはなしをここぞではなして、受け手の心情を顧みずにわが身のし合わせを聞かせるなんて、わたしにゃできません、はずかしいです」「うむ、たしかに、ですな」「ですとも」
「でも記事にしちゃったみたいですな」「じゃしかたないですな」「ですな、まあそれもそれ、よきかなよきかな」「なむなむなむ」
上は妻(ばあば)と孫とむすこ。むすこの嫁さんはしごとで不在だったのでじいじとばあばとむすこと孫ではじめてのおでかけってかんじです。いちご狩り。
いちご狩り、大人2300円、3歳以下は無料でした。
30分食べ放題ですがとは言えおとなはあんまり食べられないですね。まごは次から次へと口に運んでいて、いちばん食べたんじゃないかな。ヘタがついたままでも一向にかまわずに食べるのですごいなぁと感嘆してしまいました。
とある春先の日曜日のよくあるおはなしでした。