ロシアによるウクライナ侵略は言語道断で断固非難いたします。
ウクライナ国民に対する支援を支持します。
しかしロシア国民を差別することは支持しません。
ロシア人選手の参加を拒否したパラリンピック。
「パラスポーツを通じたインクルーシブな社会創出に向けて」
性別・国籍・宗教の違いや障害の有無にかかわらず、互いを認め合い、排除せずに共生する社会、がインクルーシブな社会ならば、ロシア人という括りで排斥したIPCはビジョンを違ったとしか言いようがない。
だったら。
香港の自由社会を破壊しウイグル族を弾圧し台湾を脅迫し南シナ海で力による現状変更を進める国、中国。
そんな中国で行われるオリパラ。
そんなものはやめてしまうべきです。
だけど。
スポーツと政治は別でしょう。
開催して一所懸命尽力しているひとりひとりの中国人には罪はないでしょう。
同じ理由でロシア人選手ひとりひとりにはなんの罪もないでしょう。
ロシアが「オリンピック休戦」を破ったから？
それは断固として許されることではありません。
しかしそこに来ていたロシアのパラ選手は咎められることはなにもしていません。
なのに、参加を許されず、目前で国に送り帰され、どれだけ悲しんだでしょう。
どれだけ心に傷と恨みが残ったことでしょう。
北京パラリンピック。
参加している選手の方々には申しわけないけど、競技を見てもメダルを取っても残念な思いしか浮かびません。
全てがなんだかとても空しい。
・・
前の記事にも書いたけど。
人類は4000年も昔から侵略と殺戮の歴史を繰り返しており、なんの進歩もしていない。
遠くモヘンジョダロの滅亡から延々と続く戦争の歴史、そして今もなお。
日本は先の大戦からまだたった77年しかたっていないのです。
そのたった77年で日本人はみな平和ボケしてしまっているように思えてなりません。
（みな、というと語弊があるかもしれない。ボケているのは私だけかもしれない。）
だけど。
ロシア許すまじ、は、ロシア人許すまじ、ではない。絶対に。
そう思っている私です。
でなければ歴史はまた繰り返される。
というか、すでにもう始まってしまった。
憎しみ、恨み、の連鎖。
