2022年2月12日。昨日(こちら)の続きです。
今日は紋別から網走に移動。移動後、すぐおーろら号に乗船するという、また強行スケジュールです。紋別から網走への移動は昭和の昔は国鉄で結ばれていましたが、国鉄民営化のころに廃線されていて今は直行する公共交通機関がありません。路線バスや電車を乗り継いでゆこうにも遠軽経由でかなりの大回りを強いられます。本当はレンタカーでも借りて車で移動するのがベストなのでしょうが、不慣れな雪道。まったく自信がありません。
なんとかならないかなぁといろいろ調べていると、うってつけの臨時バスがありました。その名も『ひがし北海道エクスプレスバス』。曰く「真冬の道東の観光地をめぐる期間限定のバス」とのこと。これならばもしや紋別・網走間をつないでいるのではと詳しく見ると・・。ありました。
これです、これ。紋別市内のホテルから出ていて網走のおーろら号乗り場まで直行する、ってまさに私のプランにぴったりうってつけの便。これで紋別発ってその日のうちにおーろら号に乗れると事前に予約をしておきました。
ということで以下写真付き記事。
・・
ホテルオホーツクパレスの朝食。
バイキングだとちょっとずつ取ってもどうしても取りすぎてしまっていけませんね。
朝10時発のバスなのでゆっくり食事しました。
・・
ひがし北海道エクスプレスバス。
ホテルオホーツクパレスはエクスプレスバスの始発駅。その後紋別プリンスホテルや紋別セントラルホテルに立ち寄って乗客をピックアップします。席は自由席です。つまりここオホーツクパレスから乗ると良い席を先に選んで確保できます。
最初に乗り込んでしっかりと窓側の席、それも左に海が見える窓側席を確保できました。ひがし北海道エクスプレスバスを検討されている方はホテルオホーツクパレスに泊まるのが有効ですよ。(⇐2022年時点での情報です)
橋を越え。
サロマ湖を眺め。
キタキツネを見。(←写真は尾っぽだけ^^;)
旧湧網線(現在はサイクリングロード)脇を通り。
現網走刑務所が見えて。
約2時間半で網走おーろら号乗り場に到着しました。
バスの車窓をずっと眺めて飽きない道程でしたよ~。
・・
着後、荷物を預かってもらいにいったんホテルへ。
網走での宿泊はホテルオホーツクインです。
おーろら号乗り場から歩いてすぐ(5分ほど)で便利ですよ。
・・
荷物を預けたら再びおーろら号乗り場へ戻ります。
乗り場は流氷街道網走という道の駅になっています。
チケットは当然事前にネット予約してあります。まずは受付にいって手続きを済ませましょう。
ほぉー、ここに並ぶのですね。
って!??
流氷なしーーーぃ?????!!!???????
昨日の紋別でも流氷らしい流氷は見られなかったのに・・。せっかく一人になってでも決行してきたのに・・。3年越しの流氷見物なのに・・。もうたぶん一生流氷を見に来ることはないのに・・。流氷なし!!! ・・何も言えねぇ・・
・・
失意のどん底だけど、まあ昼メシはたべておこうか。道の駅の2階にあるフードコートへ。なぜかキネマ館。(なんで?網走番外地だから?)
店の名前は取ってつけたような陳腐なネーミングだけど、ほかに食べるとこもないのでけっこう混んでましたよ。しばし並んで着席。
カニ飯をいただきました。まあまあかな。
・・
さて時間。乗船です。
流氷ないしね。単なる洋上クルーズだもん、わくわく感はないですね。
紋別のガリンコに比べるとずいぶんとでかい船です。出航。
網走港に浮かぶ帽子岩。
甲板で景色を見ようとするひとも流氷なしでなんだかな~という感じ。
流氷硝子館。
そう、ここだ!!ここで手を振るんだ!!
おーいい。いってらっしゃーーい!!
みんなが手を振ってくれるスポットです(詳しくは後述こちら)
網走港を出るあたり。薄い割れた氷がぷかぷか。
遠景は知床に連なる山々。たぶん斜里岳とか羅臼岳とか。
流氷なくともこの景色は圧巻。息を飲むような壮大な美しい風景です。
・・と!?
あたり一面が薄い氷に閉ざされた!!
もしや流氷!?
流氷ないって言ってたのに!!
もしかして超ラッキーな展開?
船の速度が緩やかになって船内放送で流氷確認ですと!
やった!!
流氷に乗っかっているのはオオワシでしょうか。
こちらはスマホで撮った映像です↑。スマホで撮りましたが・・
・・零下の気温のなかの撮影だったので、これがとんでもない災難になってしまいました( 一一)(後述しますこちら)
・・
洋上の様子。
船内を探検してみましょう。
売店がありました。
向こうは特別席みたい。(+400円)
こちらは自由席。
視界が狭いので寒いけど外で見ていた方がいいね。
・・
約1時間、あっという間です。戻ってきました。
行きにも見た流氷硝子館です。
何故私がここにこだわっているかというと・・
事前調査時に何度も見ていたニコニコ生放送の現場だからです!!
『試される大地・網走で流氷接岸までオホーツク海を見守る定点生放送』
定点カメラなので動きはほとんどないんだけど、おーろら号が出港時左から右へ、帰港時右から左へゆったり進み、甲板にいる乗客と地上で見送る人が双方に手を振りあう姿に何とも言えない憧れをいだいて見入っていました。その定点カメラの設置場所が、ここ流氷硝子館。ここの2階の窓からずっと撮影されていたんですよ。
1階には直営ショップとカフェがあります。
窓側の席を確保して流氷ホットコーヒー(550円)をオーダー。
窓の外はニコニコでさんざ眺めた景色。
うーん、オレやっとここに来たんだ・・(感慨深げ)
ニコニコの定点カメラ画像がこちら↓。
間近で見てみましょう↓。
がんばろう北海道。
例のあれとか。
おっ、おーろらが帰ってきた!!
おーーーーっい、おっかえりーーー。
・・
で、夕暮れたのでホテルに戻ってきました。
ホテルオホーツクイン。(楽天トラベル⇒こちら)ダブルでゆったり。
冷蔵庫のミネラルウォーターとおつまみはサービスです。館内にはサウナ付の大浴場もあります(男性専用)。道の駅や繁華街、コンビニにも近くコストパフォーマンスに優れたホテルです。
・・
一休みして夕食へ。・・出がけにフロントにキーを預ける時言われた。まん延防止期間だからやっているところ少ないですよ・・って。
てか、人っ子一人歩いていないし。街が死んでいる・・。
せっかくの網走の夜なのに、コンビニ飯か⁉っと歩きにくい雪の積もる道をいったりきたりしていると、あっ、なんか寿司屋がやってる!!これは天の助けか。
寿司「こひら」さん。カウンターだけのお店です。どこもやっていないのにここだけやっているのはなんでかな~とも思ったけど、ネタも新鮮でしっかりしたお寿司屋さんでした。
おまかせ(3630円)。なんとビールも飲めて大満足です。
・・
さて。文中で触れたとんでもない災難とは・・。
おーろら号の船上のあまりの寒さでスマホがペキッと盛りあがって、かつなにやらグリーンの縦じまが浮かび上がってしまいました。
後日早々に買い換えました(こちら)が・・とほほの事態となりました。( ノД`)シクシク…
(流氷見物記(3)こちらに続く)