「谷保の1毛」
プロ野球に興味がない方には何のことか分かりませんよね。きっと。
10日に仙台で行われたプロ野球パリーグのレギュラーシーズン最終戦で千葉ロッテが楽天を5-0で下したことにより、わずか『１毛』差で千葉ロッテが2位だったソフトバンクを上回りパリーグの最終順位が2位千葉ロッテ（勝率.5072 ）3位ソフトバンク（勝率.5071）4位楽天（勝率.496）となったのです。負ければ4位、引き分けで3位、勝って2位の重大局面で、相手は楽天のエース則本、でのミラクル勝利でした。
2位になるとCS（クライマックスシリーズ）が2位チームのホーム球場で行われます。ということは・・10月7日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテのホーム最終戦（こちら）で引退セレモニーをした球場アナウンス担当の谷保さんのお声がなんとまた聴けるということになります。わずか1毛差でのミラクルが起こったのは「谷保さん効果」が大きいと思わざるを得ません。選手もファンも谷保さんのためにという思いが重なってミラクルマリーンズを這い上がらせたように感じます。
SNSでは「谷保さんのため」がトレンド入りして、一時はX（旧ツイッター）で「谷保さん」が世界トレンド1位まで急上昇したそうです。球場の一アナウンサーの引退が世界一なるなんて、なんというミラクルなのでしょう。こういうのって千葉ロッテっぽいエピソードで、なんだかんだ言ってもファンに愛されるチームたる所以なのでしょうね。
このすれすれのCS滑り込みのミラクル感は2010年下剋上日本一を彷彿させます。2010年は最後3連戦を3連勝してすれすれで3位滑り込み、CSファーストでは逆転で2位ライオンズを下し、CSセカンドでは1勝3敗から3連勝してソフトバンクを下し、日本シリーズでは中日を相手に数度の延長戦を経て日本一のチャンピオンフラッグをつかみました。
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さて。今年はどうなるか。「谷保の1毛」がどこまで続くか。楽しみです。
・・とはいえ、こちらで書きましたように日本シリーズはオリックスに出てもらうのがいいと思っています。CSファーストは第3戦まで戦って谷保さんに別れを惜しんで、あとはロッテが勝っても負けても大阪ではオリックスが貫録勝ちして日本シリーズに駒を進めるのが順当と考えています。
