昨年5月末で還暦定年した翌日に、息子と娘よりお祝い品をもらいました(こちら)。
そのうちのひとつがJTBハーモニフトでした。
JTBハーモニフトというのは、JTB厳選の100の宿泊施設から宿を自由に選び、2名で1泊できるJTBのカタログ式ギフトです(2020年3月販売終了)。カタログに記載されている宿は私たち夫婦にはもったいない高級ホテル・旅館ばかり。息子と娘には大きなお金を使わせてしまって、ありがたいという思いと申し訳ないという思いが交差します。
せっかくのプレゼント、有意義に使うべく、寒い時期に温泉に行こうと妻と決めていました。
で、2/1日・2日、土日を利用して行ってきたのが伊豆堂ヶ島、ニュー銀水。
どの旅行サイトを見ても口コミ評価がとても高い宿です。
宿泊した感想は、前評判で期待した以上、最高のひと時を過ごせました。
(以下写真付記事)
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自宅から車で約4時間、伊豆堂ヶ島。
今回の旅行の目的は宿でゆっくりすること。
なので、観光は途中一か所(天窓洞)のみ。
ほぼ直行で宿に向かうことにしました。
(本当は遊覧船に乗りたかったのですが、高波で休航)
14:00過ぎには宿(ニュー銀水)に到着。
車寄せで待機していた方に苗字だけを告げると、「〇〇県の〇〇さんですね、お待ちしてました」と、あらびっくり。名字だけでどこから来た誰かか分かってしまう行き届いた事前準備に、感銘を受ける。
宿に入ると広々としたフロント前にゆったりとした間隔で多数の従業員の方が整列してお出迎え。チェックイン後は丁寧にゆっくりと館内の説明をしていただきながら部屋まで案内していただきました。建物は歴史を感じさせますが、隅々までしっかりと清掃されており清々しい雰囲気を醸し出しています。
部屋に入るときちんと整えられたテーブルと座椅子。
そしてカーテンを開けると絶景が広がります。
ホテル下にはプライベートビーチがあります。
妻とともに下まで降りてゆき散策しました。
夏は賑わうんだろうなぁと冬の海に夏景色を思い描きました。
振り返ると絶壁にそびえるホテル。
どうやって建てたんだろう。
工事は大変だったろうなぁ・・と思う私(建設会社出身)。
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温泉はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。
堂ヶ島の海が一望できる大浴場と露天風呂があります。
ほんと広々していて混み合うこともありません。
湯けむりの向こうに広がる大海原と島々。
非日常的なゆったりとした空間。
ジェット水流やバイブラあり、サウナあり、と、時を忘れて楽しむことができます。
(上掲写真はニュー銀水HPより引用こちら)
よく温泉に入るとスリッパが他人の履いたものと区別がつかなくなることがありますが、こちらの脱衣所にはスタッフの方がいて、一足一足丁寧に消毒液で拭き揃えておいてくださります。
ひとつひとつの心遣いにこの宿の徹底したおもてなし精神がうかがい知れました。
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本日の日没は17:13とのこと。
日没に合わせ展望ラウンジではワインサービスがありました。
(コーヒー、ティー、その他各種コールドドリンクもフリー)
日本の夕陽百選に選ばれた西伊豆のサンセット。
これも時を忘れて過ごす感動のひと時でした。
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夕食は海の幸、山の幸がフンダンニ使われたお料理で、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、品数豊富でいて、一品一品の量は多すぎずほどよく食べられる適量、ひとつひとつ、おいしい!と舌鼓を打ちながらおなかいっぱい食べられ、そして胃に窮屈感がないという至福の満足感。
2~3卓にひとり専任のスタッフの方が接客サービスしてくださりました。決して押し付けではない、しとやかな応対。ちょっとしたひと時のうちに打ち解けた雰囲気を作りだし、自然と会話が生まれ、そのことが食事の楽しさを増す。
私たち夫婦の食卓を担当してくれたのは23歳の若いお嬢さんであったが、しっかりしていてとても素晴らしい接客でした。(ありがとうございました。)
さらに翌朝の朝食時に、その担当してくれたお嬢さんから、昨晩の話題を用いながら感謝の気持ちを綴ったささやかな手紙をいただきました。
きちんとした字体で丁寧に綴られた手書き文。
スタッフ全員のおもてなしの心が凝縮されているようで、ありがたい気持ちになりました。
朝食はバイキングで和洋色とりどり、どれもこれも取ったら食べきれないであろう豊富なメニュー。なのについついたくさん取ってしまいました。(笑)
窓の外は西伊豆の海が広がります。
朝の海も素晴らしい景色でした。
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最後に・・
息子と娘に感謝。
「ありがとね」